研究課題/領域番号 |
15K06616
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶海洋工学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
塚本 達郎 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (50207346)
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研究分担者 |
佐々木 秀次 東京海洋大学, 学術研究院, 助教 (00554958)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 舶用ディーゼル機関 / 窒素酸化物 / 負荷変動 / NOx / 排ガス計測 / 粒子状物質 |
研究成果の概要 |
船舶の推進機関から排出される大気汚染物質の排出特性に関する研究や,燃料消費率等の性能評価は,陸上での試験や平水中の海上公試にて行われている.これらと異なり、実際の航海中には,気象・海象の影響により機関の負荷は変動している.ここでは舶用2ストロークディーゼル機関を供試機関として、機関に接続された水制動力計の給水ポンプ,排水弁等を制御することにより機関に負荷変動を与えて一酸化炭素,二酸化炭素,窒素酸化物,粒子状物質,スモーク濃度および燃料消費率の計測を実施した.計測器の応答性,負荷変動幅,負荷変動周期などが,計測結果に及ぼす影響について調べた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
航海中の推進用ディーゼル機関の負荷変動を陸上の実験設備で再現して,その影響を調べる研究は,他にない試みであり,これにより詳細な負荷変動影響に関する知見が得られ,また負荷変動時のガス濃度計測に対する留意点が明らかになる.本研究によって得られたデータによって,負荷変動と大気汚染物質排出状態,機関運転状態などの機関特性の関係が明らかになることにより,船体動揺や波浪といった情報から負荷変動を予測できれば,本研究の結果と合わせることで,工場試運転時に得られるデータから,実運航時の大気汚染物質の排出量や燃料消費量の予測が可能となる.
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