研究課題/領域番号 |
15K06617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶海洋工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
水野 直樹 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30135404)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自動操船 / 最適制御 / 非線形制御 / 着桟操船 / 実時間制御 / 船舶制御 / 遺伝アルゴリズム / ニューラルネットワーク / 遺伝的アルゴリズム / スライディングモード制御 / 適応制御 |
研究成果の概要 |
この研究では,従来,経験豊かな船長によって行われてきた船舶の自動操船の高性能化に取り組み,自動操船に適した「実時間非線形最適制御手法」と呼ばれる新しい,いくつかの手法を開発した. 開発した手法は,それぞれ特徴を持ち,自動操船の要求に応じて,最も適したものを使うことが出来るとともに,提案手法の有効性をすべて,実験によって確認した. さらに,開発した手法は,コンピュータソフトウェアとして船舶の自動操船装置に組み込むことで,既存の船舶の性能を向上させることができる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
船舶の運航はこれまで長年の経験を積んだ船員により行われてきた.しかし,先進国での人件費の高騰や船員志願者の不足,また効率的運用や省力化の観点から,操船の自動化が望まれている. 操船の中でも着桟操船は船舶の運航上,最も難しい操船であるとされている.それは,着桟操船では船速を落としながら桟橋に向かうため,減速に伴って操舵性が著しく低下し,かつ外乱の影響を大きく受けるようになるため高度な操船技術が要求されるためである. 本研究では,着桟操船を主な対象として,実用化可能な新しい操船手法を開発し,最終的に実験によってその有効性を確認している点で,今後の人手不足や操船の高性能化への要求に応えるものである.
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