研究課題/領域番号 |
15K06709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
三浦 健一郎 京都大学, 医学研究科, 助教 (20362535)
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研究分担者 |
竹村 文 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (90357418)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 運動視覚 / 眼球運動 / 生理学 / 脳・神経 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、脳の二つの異なる視覚情報処理機構の性質をそれぞれ解明し、それら二つの処理結果がどのように統合されて視運動性反応という目の動きに至るかを示すものである。本研究の実施により、脳の大脳皮質を介す経路と大脳皮質を介さない経路で働く視覚システムが、異なる特性(時間・空間周波数特性、時間解像度など)を持つことを示す多くの所見を得た。この中で大脳皮質を介さない経路の視覚情報処理のメカニズムにまで迫る研究は、本研究が世界で最初のものとなる。本研究の成果は複数の国際的な論文誌(Scientific Reports誌等)に掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視運動性反応はわれわれの視覚の性質を良く反映する目の運動である。視運動性反応のメカニズムの解明と本研究で開発した視覚特性の検査法は、眼球運動の客観的な計測により視覚機能の様々な要素を検査することへの道を開くことにもなり、学術的な意義があるばかりでなく大きな社会的意義もある。小児の視覚機能の発達の検査、神経内科、神経眼科などへの医療応用をはじめ、スポーツにおける動体視力検査やビジョントレーニングの評価等、様々な応用が期待できる。
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