研究課題
基盤研究(C)
コケイン症候群は紫外線によって生じるDNA損傷の修復因子に変異を伴う常染色体劣性遺伝病である。その症状は多岐にわたり、出生時に発症している重症型の存在も鑑みて、DNA損傷修復機構の破綻だけでは全ての症状に対する病態メカニズムを理解することが困難である。そこで、コケイン症候群原因遺伝子の別の機能として転写調節機能の有無を、神経細胞への分化系を用いて検討した。SH-SY5Yをベースに、コケイン症候群原因遺伝子の一つであるCSB遺伝子を標的としたCRISPRシステムを用いて軽症型、重症型の各コケイン症候群モデル細胞を作製し、分化誘導因子に対する反応に異常があることを見いだした。
すべて 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)
Hum Mol Genet
巻: 印刷中 号: 11 ページ: 2062-2075
10.1093/hmg/ddx099
Genes Environ
巻: 38 号: 1 ページ: 9-9
10.1186/s41021-016-0037-9