研究課題/領域番号 |
15K06795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所 |
研究代表者 |
松木 亨 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 発生障害学部, 主任研究員 (90332329)
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研究協力者 |
中山 敦雄
Howell Brian W.
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Reelin / ゴルジ体 / 神経細胞移動 / 細胞極性 / リン酸化 / Reelinシグナル / 神経分化 / PKC / Stk25 / GM130 / ゴルジ体ダイナミクス / 神経細胞の発達 |
研究成果の概要 |
本研究から発達期の神経細胞において、Reelin刺激に応答してPKCが活性化され、GM130をリン酸化する事が明らかとなった。このリン酸化により、神経細胞のゴルジ体が伸長すると共に、神経細胞移動の停止および樹状突起の伸長が引き起こされる事も明らかになった。 加えて、神経細胞が移動を開始する時点では、STK25の働きによりRho-GTPaseファミリーのRhoAの分解とRac1の活性化が同時に引き起こされる事から、両者のバランスが調節される事も必要である事が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、大脳皮質の発達機構を根本から理解する上で非常に重要な知見をもたらしている。特に、組織形態的に問題がない知的障害を初めとする発達障害では、神経細胞の発達機構が発達過程、発達後の神経機能に大きな影響を与える事が多いため、今回の知見が関連疾患の理解にも繋がる事が期待される。
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