研究課題/領域番号 |
15K06898
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ゲノム生物学
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
佐野 訓明 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (00294405)
|
研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 遺伝子発現 / 神経関連遺伝子 / DNAトポイソメラーゼ / 核内局在 / ゲノム / 核小体移行シグナル / 機能性RNA分子 / DNA弛緩活性 / 遺伝子砂漠 |
研究成果の概要 |
本研究では、遺伝子砂漠に近接した神経関連遺伝子座からの発現を制御しているDNAトポイソメラーゼIIβ(トポIIβ)の分子機構の解明を目指すために、その機構に関わっている機能性RNA分子の同定を試み以下の結果を得た。RNA分子と結合する制御ドメイン(CRD)のリジンに変異を入れると核内局在が変化した。遺伝子砂漠に隣接したモデル領域からの遺伝子発現がトポIIβによるクロマチン構造変化後に起きること、トポIIβの阻害によりその変化が完全に抑制されることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、神経細胞が成熟する過程において神経関連遺伝子の発現誘導に関係するDNAトポイソメラーゼIIβ(トポIIβ)の核内の局在や活性を調節する機構の解明に取り組んだ。トポIIβの制御している神経関連遺伝子には自閉症などの神経精神疾患に関連した遺伝子が多く含まれおり、トポIIβの調節機構の解明が進むことが、それらの疾患の発症機構や治療のための一助となることが期待される。
|