研究課題
基盤研究(C)
新規の外来生物ツマアカスズメバチの基礎生態と本種が引き起こす諸問題に関する調査を実施した。本種はわずか2年で対馬南端部を除く全島に分布を拡大したことを明らかにした。ミツバチに対する選好性が強く、効果的にミツバチを襲うことも示したが、ミツバチ巣への打撃は限定的で巣を滅ぼしたりミツバチの減少を引き起こすことはないと判断した。俊敏性に優れ捕食能力が高いことも判明したが、現時点では種間競争のレベルは低いことも示した。また本種に関する知見と問題点をウェブサイト上に公開した。本種に関する潜在的な生態系への悪影響、その高い増殖率、そして人への刺傷被害防止の観点から、日本本土への侵入を阻止する必要性がある。
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