研究課題/領域番号 |
15K07283
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
平 智 山形大学, 農学部, 教授 (20167480)
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研究分担者 |
松本 大生 山形大学, 農学部, 助教 (30632129)
池田 和生 山形大学, 農学部, 准教授 (80555269)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | アケビ属 / 自家不和合性 / 交雑(不)和合 / ミツバアケビ / 後発型自家不和合性 / EST-SSR / 混合受粉 / 交配和合性 |
研究成果の概要 |
ミツバアケビ果実生産に対する自家不和合性の影響を明らかにすることを目的として、一連の受粉試験を行った。受粉雌蕊の花粉管を観察したところ、自家花粉管は胚珠付近にまで到達していたことから、ミツバアケビは後発型自家不和合性を示すものと考えられた。ミツバアケビの6栽培系統間における交雑(不)和合性を調査したところ、いずれの系統も自家不和合であること、一部の交雑は不和合であることが明らかになった。交雑和合な系統の雄花を用いて人工受粉を行った際の結実率は30%以上であったが、開放受粉での結実率は1%以下であった。また、自家花粉を25%以上含む混合花粉を受粉すると、結実が阻害されることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミツバアケビ栽培系統間の交雑(不)和合性はこれまで調査されていなかったが、本研究によって初めて明らかにされた。また、人工受粉および自然受粉時の着果率を調査することで、ミツバアケビ生産における人工受粉の重要性を改めて示した。加えて、受粉時の自家花粉の混入が着果を阻害することを示した。これらの成果は、ミツバアケビの受粉管理を確立するうえでの重要な知見となると考えられる。
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