研究課題
基盤研究(C)
絶滅危惧魚種「リュウキュウアユ」の保全策提案に不可欠な,メタ個体群構造を解明するために,生態調査と遺伝分析を行った.生息地の奄美大島の各河川について,在・不在,個体数や,河川環境データを解析した.結果から,ソースとシンク河川からなるメタ個体群のうち,流量が小さい小規模河川はシンクとなり,流量が大きくてもソース河川から距離が離れると個体群の維持が難しいことが分かった.1992-2017年の個体について大規模マイクロサテライトDNA分析を行った結果,奄美西部の河川間は遺伝的に均一だった.一方,奄美東部では,住用湾流入河川間は遺伝的に均一であるが,そのやや南方の河川は遺伝的に異なることが分かった.
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 3件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (54件) (うち国際学会 7件、 招待講演 6件) 図書 (2件)
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