研究課題/領域番号 |
15K07636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 学習院大学 (2016-2018) 立教大学 (2015) |
研究代表者 |
牧田 りえ 学習院大学, 国際社会科学部, 教授 (20585450)
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研究協力者 |
Sarnaik Jayant Applied Environmental Research Foundation
Godbole Archana Applied Environmental Research Foundation, Dr.
Asenov Asen Sofia University, Associate Prof.
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自然資源管理 / 持続可能な生計 / 野生植物 / フェアトレード / フェアワイルド認証 / 西ガーツ山脈 / 持続可能な採集 / 森林資源管理 / フェアトレード認証 / インド部族コミュニティ / 農村社会変容 / インド / 天然薬草 / 有機認証 / ブルガリア |
研究成果の概要 |
発展途上国の農村開発において、自然資源に生計を依存する貧困層の生計向上と自然資源の保全を両立することは依然として重要課題である。何らかの「仲介役」を用いることにより貧困削減という「目的」のために「手段」としての自然資源管理が機能するという作業仮説に基づき、商業価値のある野生植物(薬草、実)に焦点を当て、仲介役としての販売認証の役割を探究した。ブルガリアとインドで現地調査を行なった結果、作物栽培者(農民)の手段・目的関係とは全く異なり、野生植物の採集者は自然資源の特性(不確実だが投資を必要としない収入源)に基づいた生計戦略及び自然資源管理戦略を有することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国連主導の下に掲げられた国際社会が取り組むべき「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」の第1が貧困削減であり、第7、13、14、15の目標が環境保全に関係している。これらの目標を実行に移す段階になると、とりわけ発展途上国において貧困削減(貧困層の生計向上)と環境保全(自然資源管理)の「両立」という困難な課題に直面する。本研究は、SDGsの実現に向けて必要となる具体的な教訓を新たに引き出し、英文学術誌等を通じて国際社会へ議論の契機を提供した。
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