研究課題/領域番号 |
15K07783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
白砂 孔明 東京農業大学, 農学部, 准教授 (20552780)
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研究分担者 |
岩田 尚孝 東京農業大学, 農学部, 教授 (50385499)
桑山 岳人 東京農業大学, 農学部, 教授 (40215124)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 加齢 / 妊娠 / 卵管 / 子宮 / 炎症 / 免疫 / 老化 |
研究成果の概要 |
本研究では、加齢に伴い卵管・子宮機能の低下や過剰な炎症状態が引き起こされることで、妊娠率の低下につながるのではないかと仮説を立て、ウシをモデルとして検証した。次世代シーケンサーの解析から、老齢由来の卵管細胞は若齢由来の卵管細胞に比べて炎症関連遺伝子群(IL-1、S100Aなど)の発現が高かった。老化誘導候補因子は卵管細胞の炎症や受精・胚発生の異常を誘導することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴う過剰な老化因子の蓄積が子宮・卵管細胞の慢性炎症を引き起こした。また、老化誘導候補因子が細胞の機能異常や発生異常を引き起こすことが分かった。以上から、妊娠に重要な卵管・子宮は加齢に伴い機能異常が起きることが判明し、その機序の一端を明らかにできたことから、これらの成果が老化制御法や治療法の開発に繋がることが期待できる。
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