研究課題/領域番号 |
15K07835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 公益財団法人都市緑化機構 (2016-2018) 山梨県富士山科学研究所 (2015) |
研究代表者 |
菊池 佐智子 公益財団法人都市緑化機構, 未登録, 研究員(移行) (50409471)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 水循環 / 環境解析 / 屋上緑化 / 緑地計画 / 都市環境デザイン / 水資源工学 / 雨水浸透 / 雨水貯留 / 街路樹 / ゼリスケープ / 雨水流出 / SITES / 水資源 / ランドスケープ / 緑化植物 / 水文学 / 環境デザイン / レジリエンス / 環境緑化工学 / 環境政策 / 環境調和型都市基盤整備・建築 / 防災計画・環境計画 |
研究成果の概要 |
河川分野のランドスケープインフラは、地域全体で生き物を増やす仕組みとして期待されていた。蓄積データの整理から、実験条件下ではあるものの、屋上緑化の水循環経路図が作成できた。また、国内外の事例調査により、雨水管理だけではなく、さまざまな機能、効果の発揮を期待した屋上緑化が設置されていた。緑化事業を担当する実務者でも、まだ、数は少ないが、設置した緑化施設の機能効果を定量的に測定する試みが始められていることが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
河川分野では、ランドスケープインフラの要素として、市民による草の根の活動が重要であることを明らかにした。個別の要素技術である屋上緑化も、自然系の水循環経路と同様の経路を持つことを明らかにした。ただし、土壌厚や植物種の違い、降雨強度の違いは十分留意する必要がある。事業者ヒアリングにより、緑化施設の定量評価が求められていることが明らかになった。計測技術の進歩により、定性的に示されてきた屋上緑化の各種機能が定量的に提示されるようになった。これらから、本研究の学術的な意義として、屋上緑化が既存の土木・建築構造物の機能を保管するランドスケープインフラとしての位置づけを確立できたことである。
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