研究課題/領域番号 |
15K07913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
庵原 大輔 崇城大学, 薬学部, 講師 (40454954)
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連携研究者 |
安楽 誠 崇城大学, 薬学部, 教授 (60398245)
中村 秀明 崇城大学, 薬学部, 講師 (30435151)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | フラーレンC60 / シクロデキストリン / ナノ粒子 / 光増感剤 / 抗酸化剤 / 吸着炭素 / フラーレンC60 / 慢性腎不全 / 尿毒症 / 吸着 / フラーレン / Sugammadex / がん光線力学療法 / 生体内での凝集安定性 / 水酸化フラーレン / 抗酸化 / アセトアミノフェン誘発肝障害 |
研究成果の概要 |
フラーレンC60は炭素原子が球状のネットワーク構造をしている化合物である。本研究では、C60をナノ粒子化し、安全で有効性の高い光増感剤、抗酸化剤、吸着炭素製剤として多彩な機能を発揮する製剤開発を目的とした。調製したC60ナノ粒子は生体内でも安定であり、光と組み合わせることで著しい抗がん作用を示した。また、C60ナノ粒子を慢性腎不全モデルラットに毎日経口投与すると、腎不全の進行が抑制された。さらに、水酸基を導入した水酸化C60でナノ粒子を調製すると、優れた抗酸化作用を示し、酸化ストレスに起因する肝障害を抑制した。C60ナノ粒子はナノカーボン医薬として新たな医薬品の開発に貢献するものと考えられる。
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