研究課題
基盤研究(C)
嫌気性細菌であるB.Longum(BL)が、静脈内投与によっても心筋梗塞部位に特異的に蓄積し、非虚血部位からは速やかに除去されることをモルモット心筋梗塞モデルを用いて示し、BLが虚血性心疾患に対する治療薬のベクターとして有用である可能性を示した。次いでbFGF遺伝子をこのベクターに組み込んだFGF-BLを開発し、これを用いたモルモット心筋梗塞モデルの治療実験を行った。FGF-BLが心筋梗塞部位に特異的にデリバリーされることを確認したが、左室機能の改善効果を示すには至らなかった。