研究課題
基盤研究(C)
心外膜前駆細胞は、胚心臓の静脈洞に形成され、発生の進行にともない胚心臓をおおい、成人心臓の心外膜や冠状血管になる。本研究では、心外膜前駆細胞の分化過程でのレチノイン酸の作用について調べた。心外膜原基形成過程において、マーカー分子のWT1とTBX18タンパク質は心外膜原基の隆起が形成される以前に局在が観察された。培養系を用いて調べたところ、ニワトリ胚ステージ14、15の臓側中胚葉の外植体は心外膜前駆細胞に分化したが、ステージ11-13の臓側中胚葉を培養したときには分化の低下が見られた。この培養系にレチノイン酸を加えたところ外植体のWT1とTBX18の発現は増加した。
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