研究課題/領域番号 |
15K08147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
北田 容章 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (80324614)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 再生医学 / 脳・神経 / 細胞分化・組織形成 / 脊髄損傷 / 神経細胞新生 / 脊髄上衣細胞 / Xenopus / トランスジェニック |
研究成果の概要 |
脳室内色素投与によりカエル・オタマジャクシの脊髄放射状グリア細胞が標識されることを確認し、これらの細胞が時間経過後に神経細胞として分化しているものと判断された。また、時期特異的遺伝子組換えによる放射状グリア細胞由来新生神経細胞の標識については、両生類における時期特異的遺伝子組換えシステムの環境整備が必要と判断し、Cre/loXPおよびFlp/FRTシステムの効率を検討した結果、ゲノムレベルでは後者が高効率であったものの、蛍光蛋白質の蛍光発現という表現型レベルでは前者もほぼ遜色ないレベルとして扱うことが可能と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、未だ抜本的治療法が開発されていない脊髄損傷に関し、これまで行われてきた哺乳類を用いた研究に替え、損傷後の自発的再生により神経機能回復まで至る"再生可能動物"である両生類を用いその再生メカニズムを明らかとすることで、将来的なヒトへの応用を目指すための基礎的な知見を与え得るものである。現在は、"再生可能動物"の再生メカニズムの解明とそのヒトへの応用という大目標を果たすための実験ツールの整備や基盤知見の取得を行っている段階であり、困難に直面する場面もあるものの、ひとつひとつ着実に進捗しているものである。
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