研究課題
基盤研究(C)
我々は、エピジェネティクスの視点から精巣の幹細胞を俯瞰する研究を行ない、いくつものエピゲノム因子が変化するエピジェネティック・チェックポイントの存在を発見した。このポイントで変化する、多くの転写因子が作用するseed enhancerを同定するとともに、同じくこのポイントでDNAメチル化が上昇する部位の核内配置と遺伝子発現の変化を検討した。
精子を、個体の一生涯作り続ける元となる細胞は、精子幹細胞と呼ばれている。精子幹細胞が分裂する際の制御は、サイトカインなど、シグナル分子を介した研究が盛んである。しかし、本研究では、まったく異なる視点となるエピジェネティクスの仕組みから、精子幹細胞を俯瞰した。特に、既に取得しているDNAメチル化模様の結果に、新たにEnhancerやSuper enhancerのヒストン修飾であるH3K4me1, H3K27acの修飾部位をゲノムワイドに決定する共に、幹細胞から分化開始時に大きく変化する部位が核内でどのように位置を変えるのか観察した。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 2件) 備考 (2件)
Development
巻: 145 号: 23
10.1242/dev.169102
Molecular and Cellular Biology
巻: 37 号: 19
10.1128/mcb.00082-17
http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~finemorp/index.html