研究課題/領域番号 |
15K08185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
瀬尾 芳輝 獨協医科大学, 医学部, 教授 (90179317)
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研究分担者 |
竹井 元 獨協医科大学, 医学部, 助教 (00708183)
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研究協力者 |
中張 隆司
若新 英史
瀬尾 絵理子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 脳脊髄液 / 水頭症 / 線毛運動 / 鰓線毛 / ムラサキイガイ / ビデオマイクロスコピー / MRI / 赤外プレチスモグラフィー / MRI |
研究成果の概要 |
水頭症の原因を解析する為に、脳室上衣細胞線毛運動の脳脊髄液の流れへの寄与を解明するために、二枚貝をモデル動物とした。微視的な線毛運動をビデオマイクロスコピーで、巨視的な流れをMRIにより測定するシステムを構築した。海水の粘性を増加させたとき、特に水流速度の変化するときに、微視的な線毛運動と巨視的な水流の変化との間にギャップがあることが示唆され、モデル動物としての二枚貝類の有用性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳室上衣細胞線毛の運動性の低下したマウスが水頭症を発症することから、脳脊髄液の流れが線毛運動により制御されていると推察されている。しかし、哺乳動物の脳室内の線毛運動と流れを測定することは事実上不可能である。ビデオマイクロスコピーとMRIを用いた本研究によって、二枚貝の鰓線毛と外套膜腔の水流剛体の解析が可能となる事が示された。二枚貝は実験動物への倫理的障壁も低く、良いモデルシステムとして水頭症の病因究明に貢献しうる。
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