研究課題/領域番号 |
15K08666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山浦 克典 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (10543069)
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研究分担者 |
佐藤 洋美 千葉大学, 大学院薬学研究院, 講師 (30506887)
樋坂 章博 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (80420206)
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研究協力者 |
大石 信雄
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | イミキモド(IMQ)誘発乾癬モデルマウス / 掻痒 / SCLABA-Real / マスト細胞 / Mast cell protease-6 / Nerve growth factor / Neurotrophin 3 (NT3) / Preproenkephalin (PPE) / 掻破回数 / NGF / TSLP / Preproenkephalin / H4受容体アンタゴニス / イミキモド(IMQ)乾癬マウス / NGF mRNA / H4R KOマウス / H4受容体アンタゴニスト / 耳介腫脹スコア / 肥厚スコア / イミキモド(IMQ) / 乾癬 / ヒスタミン / 皮膚炎 |
研究成果の概要 |
我々は、IMQ誘発乾癬モデルマウスの掻痒評価時の至適条件を決定した。掻痒に関与する因子として病変組織のマスト細胞数およびMCP-6、掻痒伝達神経の伸長因子としてNGFやNT3、起痒ペプチド前駆体のPPEなどのmRNA発現が掻痒と相関性を示すことを明らかにした。 IMQ誘発乾癬モデルマウスの皮膚病変形成に対し、選択的ヒスタミンH4受容体拮抗薬が有効性を示したことから、H4受容体が掻痒においても標的になり得ると考えたが、掻痒に対する同拮抗薬およびH4受容体欠損マウスを用いた検討から、H4受容体を乾癬性掻痒症治療の標的とすることは困難であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
掻痒を伴う乾癬患者において発現が亢進していることが報告されている複数の因子が、我々が用いたIMQ誘発乾癬モデルマウスにおいても同様に増加していた。さらに、これらの因子とマウスの掻痒反応の間に相関性が示されたことから、本モデルマウスは掻痒を伴う乾癬患者を忠実に模倣していると考えられた。今後、乾癬性掻痒症治療薬の薬効評価および掻痒の病態解明に応用し、医療に貢献出来ると考えられる。
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