研究課題/領域番号 |
15K08708
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
吉田 英治 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 計測・線量評価部, 主幹研究員(定常) (50392246)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | PET / コンプトンカメラ / 3次元検出器 |
研究成果の概要 |
PET検出器はバランスのとれた非常に高い性能を有しているが、コンプトンカメラの手法を取り入れてガンマ線の相互作用位置をトラッキングすることで更なる 性能向上が可能である 発光素子としてGAGGシンチレータ、受光素子としてMPPCを用いた散乱部を試作し、既存の吸収部と組み合わせることで積層型トラッキング検出器を試作し性能を評価した。散乱部は0.9 mm角のシンチレータを十分識別でき、検出器全体で15%のエネルギー分解能を得た。 本検出器はシングルガンマ・イメージングにおいても生体計測に十分利用可能な性能を期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンプトンカメラはすでに天体や環境放射能の測定において応用されているが,医療利用に関しては検出効率が最大の欠点となっているのが現状である。開発した検出器を用いてコンプトンカメラの技術を補助的に利用することで従来のPETでは利用できなかった入射角度という新たな情報を利用してPET計測の更なる性能向上に寄与するものと期待できる。また,PETの技術をコンプトンカメラに応用することで高感度なシングルガンマ・イメージングにつながると期待する。
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