研究課題/領域番号 |
15K08741
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
長多 好恵 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (30228035)
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研究分担者 |
森 満 札幌医科大学, 医学部, 名誉教授 (50175634)
斉藤 重幸 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (60253994)
古畑 智久 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (80359992)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 大腸がん / イソフラボン / 腸内細菌 / エコール産生酵素 / NATTS菌 |
研究成果の概要 |
わが国の大腸がん罹患数は2018年には第1位であり、その予防は重要課題である。罹患数増加の背景には食生活の欧米化が考えられている。食生活での可能性ある予防因子として食物繊維、コーヒー、カルシウムの摂取が示されている。イソフラボンについての疫学研究では、リスク低下との関連を示す報告もあるが、一方で関連のみられない結果もある。そこでわれわれは、イソフラボンの大腸がん予防効果について研究を行った。非大腸がん患者では、大腸がん患者と比較して血液中のイソフラボン濃度は統計学的に高い値を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国において大腸がん罹患数は第1位であることから、その予防は近々に重要な課題であると考えられる。食生活面からの予防因子として従来から食物繊維、コーヒー、カルシウム摂取が示されている。またイソフラボンもリスクを低下させる報告もあるが、一方で予防と関連のない報告もある。そこでわれわれは日本の伝統食品である大豆に含まれるイソフラボンに焦点を当て、その予防効果について研究を行った。この結果から、イソフラボンは大腸がん予防に対して何らかの影響を与える可能性があることは否定できない。継続した研究によるイソフラボンの大腸がん予防についての更なる検証は、社会的また医療経済的に極めて重要である。
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