研究課題/領域番号 |
15K08894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
桑山 健次 科学警察研究所, 法科学第三部, 主任研究官 (40356233)
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研究分担者 |
宮口 一 科学警察研究所, 法科学第三部, 室長 (10370884)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 毛髪 / 薬物 / 質量分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、単毛髪を0.4 mm(毛髪の1日の平均的な成長に相当する長さ)の微小断片に輪切りにし、超高感度な質量分析計を用いて各断片から薬物を検出する方法を開発した(マイクロ分画分析と命名)。さらに、毛髪採取の数週間前に一定間隔で指標物質(市販薬)を被験者に摂取させ、薬物(摂取日不明)及び指標物質(摂取日既知)が検出される毛髪断片間の距離から、毛髪の成長速度を加味して薬物の摂取日を推定する方法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の毛髪中薬物の分画分析では、十分な検出感度を得るために数十本の毛髪を束ねた上で数cm間隔に分画するので、数か月単位での薬物摂取時期の推定しかできなかった。単毛髪のマイクロ分画分析の開発により、被疑者の供述、被害者の記憶等によらず科学的に日数単位での薬歴を把握でき、毛髪中薬物鑑定の証明力を向上させることができる。
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