研究課題/領域番号 |
15K08915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
坂口 学 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (70432474)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | がん / 脳梗塞 / 多施設共同前向き観察研究 / 悪性腫瘍関連脳血管障害 / 悪性腫瘍関連動脈血栓症 / 悪性腫瘍合併脳梗塞 / 悪性腫瘍 / 脳卒中 / 過凝固状態 / 登録業務推進 / 研究事務局の再整備 / 関連論文の発表 / 研究プロトコール修正承認 / 全施設倫理審査承認 / 症例登録開始 / 血液検体採取 / REDcapシステム構築 / 一括検査体制 / 準備会議 / 国際学会参加 |
研究成果の概要 |
脳卒中センターを有する国内9施設において、がん合併脳梗塞の実態調査(多施設共同前向き観察研究)を行なった。脳梗塞発症時に活動性がんを有する患者を対象として、脳梗塞発症1年後まで追跡調査を実施した。135例が登録され、年齢中央値は75歳、52例(38.5%)が女性であった。がん種は肺がんが最多で、77例(57.0%)がステージ3以上の進行がんであった。1年後の生存率は54.1%、脳卒中再発は10.3%、出血性合併症は9.0%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、がん合併脳梗塞の実態調査を多施設共同前向き観察研究で行なった、我が国初めての研究である。がん患者が高齢化しており、がん患者の併存症管理の重要性が高まっている。その中でも、がんと脳卒中は共通のリスク因子があり、重要な疾患である。活動性がんを有するがん患者が脳梗塞を発症した場合、半数以上でステージ3以上の進行がんであること、1年後の生存率が54.1%であることは、今後のがん診療・脳卒中診療を行う上で、重要な知見となる。
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