研究課題/領域番号 |
15K09074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2016-2018) 名古屋大学 (2015) |
研究代表者 |
平敷 安希博 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (10418741)
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研究分担者 |
近藤 隆久 名古屋大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (00303644)
竹下 享典 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (70444403)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 肺高血圧 / 運動耐容能 / 心肺運動負荷試験 / Quality of Life / 併用療法 / 右心不全 / 右心機能 / 肺動脈性肺高血圧症 |
研究成果の概要 |
難病である肺動脈性肺高血圧症に対して、非侵襲的検査法を中心に治療効果判定を実施し、それを定期的に繰り返すことで、重症度、副作用の有無を確認し、個人個人について適切な治療を提供する逐次追加併用療法の治療成績を、従来の経験則に基づく治療法と比較して提示することができた。本治療戦略で、患者の生活の質、運動耐容能も改善し、その結果として、予後も改善することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、心肺運動負荷試験を定期的に行うことにより、心肺予備能、治療効果判定が可能となり、心臓カテーテル検査を施行せずとも、治療効果が十分かを評価しながら治療を進めていけることを示したことである。 肺高血圧症は希少疾病の難病かつ様々な病態があり、無治療であれば進行性の致死的な疾患である。また肺高血圧特異的治療薬は非常に高額でもある。社会的意義として、本治療戦略を用いることにより、不要に高額な治療を重ねずに、一方で治療不十分な患者を選別して適切な肺高血圧特異的治療薬の併用治療を行うことができる。患者のQOL、予後の改善のみならず、医療費の削減にも貢献できる。
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