研究課題/領域番号 |
15K09092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
水野 麗子 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80398437)
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研究分担者 |
藤本 眞一 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70209097)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 右室機能 / 肺高血圧 / 三次元心エコー / 心機能 / 心不全 / 予後予測 / 三次元心エコー図法 / 三次元心エコー図 |
研究成果の概要 |
本研究では、複雑な三次元的構造を有するために従来から詳細な心機能の評価が困難であった右室に関して、三次元右室分割モデルを用いた従来にはない右室部位別心機能評価法を確立し、この評価法を用いて肺高血圧による右室局所機能への影響を解明することを目的とする。まずは、三次元心エコー図を基に、各時相毎の三次元右室分割モデルを作成し、このモデルを用いた右室部位別心機能評価手法を確立した。次に、この手法を用いて肺高血圧症例の右室局所心機能を部位別に詳細に検討し、肺高血圧症の重症度と右室局所心機能との関連、肺高血圧症の原疾患による右室局所心機能の差異、さらに右室局所心機能と予後との関連について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、複雑な三次元的構造を有するために従来から詳細な心機能の評価が困難であった右室に関して、従来にはない高精度の右室部位別心機能評価法を確立することを目的とし、さらに、この評価法を用いてこれまで充分に解明されていない肺高血圧による右室局所機能への影響を明らかにすることを目的とする。本研究の最終的な展望は、本研究で確立された右室部位別心機能評価法の臨床現場での実用化を目指しており、種々の原因に起因する肺高血圧症例において右室の詳細な病態把握を通して的確な治療効果判定に加え、治療効果および予後の予測が可能となるよう肺高血圧症の実臨床に貢献したいと考えている。
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