研究課題
基盤研究(C)
慢性閉塞性肺疾患(COPD)で認知障害が報告されているが、認知機能と脳の構造変化の関連性の報告は少ない。本研究では、COPD患者と年齢を一致させた健常群に対し、MRI画像を用いて、海馬および扁桃体の体積を比較検討した。その結果、COPD患者の左海馬は対照群よりも小さかった。また、COPD患者では左扁桃体の体積と罹患期間に負の相関が認められ、長期間罹患している患者ほど左扁桃体が小さかった。海馬はストレス、低酸素によって萎縮し、扁桃体は情動の中心核である。長期の罹患による息苦しさ、不安感などのストレスが本結果をもたらした可能性がある。
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