研究課題/領域番号 |
15K09277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
宇都宮 一典 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50185047)
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研究分担者 |
川浪 大治 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (50568889)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 糖尿病腎症 / 糸球体上皮細胞 / ポドサイト / Rho-kinase / ROCK2 |
研究成果の概要 |
糖尿病腎症は慢性透析の主要な原疾患であり、医療経済的にも病態の解明と新規薬剤の開発が求められている。本研究では細胞内シグナル伝達を担うROCK2に着目し、糸球体の構造障害にこのROCK2が関与することを細胞実験で明らかにした。続いて生体における意義を検討するため、腎臓でROCK2の遺伝子改変を行ったマウスを独自に作製した。今後、この遺伝子改変マウスを用いて糖尿病腎症の進行過程でROCK2がどのように関与するかを明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ROCKは低分子量GTP結合タンパク質Rhoの標的タンパク質として同定されたセリン・スレオニンキナーゼである。これまでの国内外における研究により、ROCKは細胞収縮や増殖、遊走、遺伝子発現誘導等、細胞の重要な生理機能に関与することが示されている。また各種疾患モデル動物を用いた研究によってROCKの活性亢進が様々な病態を悪化させる原因となっていることが明らかになり、創薬のターゲットとして注目されている。本研究によってROCK2が糖尿病腎症の進展で重要な因子であると明らかになれば、今後これを標的とした有効な治療薬開発へつながる可能性がある。
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