研究課題
基盤研究(C)
肺線維症に対する有効な治療が望まれている。Resolvinは、ω3脂肪酸由来の抗炎症性脂質メディエーターであり、炎症収束作用も有している。マウス肺線維症モデルを作成し、17(R)-Resolvin D1の効果を確認した。その結果、線維化抑制効果を示すこと、レセプターと考えられているALX/FPR2を介して作用すること、惹起された好中球浸潤や炎症性サイトカインの産生増加等の急性炎症の収束を促進しつつ肺線維化形成の抑制に寄与することが示された。ひとたび形成された線維化病変が改善されることを示唆する結果も得られた。以上より、Resolvinは肺線維症に有用な治療戦略となり得ることが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 8件、 招待講演 2件)
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