研究課題/領域番号 |
15K09925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
古川 又一 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (80380004)
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研究分担者 |
山本 滋 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30289178)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 乳腺MRI / 拡散強調像 / ダイナミックMRI / PET / 拡散強調画像 / ダイナミック造影MRI / FDG-PET |
研究成果の概要 |
乳腺MRI、拡散強調像やダイナミックMRIについて至適撮像法の検討を行った。ダイナミックMRIについては、時間分解能10秒、30秒、85秒と異なる分解能で撮像を行い、乳癌結節の辺縁性状や内部の増強効果、造影パターンについて評価したが、時間分解能30秒を至適タイミングと考えた。拡散強調像については、歪みの少ないRESOLVE diffusionを病変側で撮像し、視覚的評価、定量評価とも従来法(SPAIR diffusion)に比べ優れていると思われたため、両側乳房にRESOLVE diffusionの応用が期待される。PET検査については症例蓄積が不十分で、十分な検討評価が行えなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳腺MRI検査は乳癌の術前評価や治療効果判定、予後予測のために広く施行されており、拡散強調像や造影ダイナミックMRIが検査・診断の主体となるが、施設間で撮像法のばらつきが大きく、診断への影響も危惧される。今回我々が推奨する時間分解能30秒での造影ダイナミックMRIや、歪みの少ないRESOLVE diffusionによる拡散強調像では、適切な検査時間やデータ量の範囲で、乳癌結節の検出や性状評価を詳しく行う事ができると思われ、乳腺MRI検査の撮像プロトコールを標準化し、多施設で様々な検討や評価を行っていくための一つの指標となることが期待される。
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