研究課題/領域番号 |
15K09958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
生口 俊浩 岡山大学, 大学病院, 講師 (90423293)
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研究分担者 |
郷原 英夫 岡山大学, 大学病院, 教授 (10379745)
金澤 右 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (20243511)
平木 隆夫 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 研究教授 (50423322)
藤原 寛康 岡山大学, 大学病院, 講師 (70423324)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Cryoablation / 凍結療法 / 骨軟部 / 疼痛 / 骨軟部腫瘍 / 凍結治療 / 安全性 / 温度測定 |
研究成果の概要 |
有痛性骨軟部腫瘍に対する凍結療法の安全性と有効性を確認する前向き臨床研究を岡山大学病院の臨床研究委員会承認後開始した。10例の登録予定に対し定めた適応基準に合致した2例のみの登録となった。2例とも著明な疼痛の改善効果を認めた。各々のVisual Analogue Scaleは治療前2.0、9.0、治療後4週0.8、1.3に減少。4週後1例は造影MRI上完全奏効が得られ、1例は造影MRIにて一部造影効果が残存していたがほぼ造影効果は消失した。翌日施設上限の10倍を超えるCKの上昇を生じたが重篤な症状なく無治療にて改善し後遺症も無かった。凍結治療は有痛性骨軟骨腫瘍に有効で安全な治療法と思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨転移をはじめ有痛性の骨軟部腫瘍により生活の質は低下し多くの患者さんが困っている。にもかかわらず現在、有効な治療は乏しい。凍結治療はそのような困っている患者さんに安全に施行でき、痛みも他の治療の報告にくらべて治療後早期から改善をみとめた。保険診療外の治療であること、今回の研究では対象が少ないことなどの問題もあるが、痛みで苦しんでいる患者さんにとっては今後有力な1つの治療選択肢となり得ると思われた。
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