研究課題/領域番号 |
15K09963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
古小路 英二 宮崎大学, 医学部, 講師 (00423723)
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研究分担者 |
山下 篤 宮崎大学, 医学部, 准教授 (90372797)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 血栓 / 遺伝子導入 / ラット / 静脈血栓 |
研究成果の概要 |
本研究は、血管内カテーテルを用いた遺伝子導入による局所治療を想定し、カテーテル吸引により得られた静脈血栓の解析、ラット下大静脈と遺伝子導入を組み合わせた種々の静脈血栓の形成、血栓溶解および蛋白過剰発現による局所での静脈血栓抑制効果の評価を目的としている。結果として、静脈血栓の解析により発症期間と血栓性状との関連が見られた。動脈血栓実験ではPodoplaninの過剰発現により閉塞性血栓が見られた。また、ラットの下大静脈結紮および遺伝子導入による静脈血栓実験では目的の静脈血栓が得られ、溶解剤等による血栓量への影響に有意差が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
静脈血栓塞栓症の予防、治療に関して広く認知されてきているが、依然としてその発症頻度は高く、治療に関しても副作用の問題等で満足といえる結果は得られていない。我々の施設でも、治療開始後に血栓溶解剤や抗凝固剤の副作用による脳出血死亡例、薬剤継続困難のための血栓残存・増悪例などの治療困難例を多数経験した。これらの経験より得られたことは、動脈血栓と異なっている静脈血栓形成機序の解析不足、および既存の対策、薬剤、治療法の限界である。本研究の目的は、これまでの臨床経験および研究を組み合わせることにより、静脈血栓形成機序の解析、および治療、管理を確立することである。
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