研究課題/領域番号 |
15K10158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
田島 秀浩 金沢大学, 附属病院, 講師 (00436825)
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研究分担者 |
宮下 知治 金沢大学, 附属病院, 助教 (30397210)
太田 哲生 金沢大学, 医学系, 教授 (40194170)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肝類洞閉塞症候群 / 血小板 / veno-occlusive disease / シロスタゾール / モノクロタリン / 化学療法 / 肝類洞変則症候群 / 抗癌剤 / 肝類同閉塞症候群 / 好中球 |
研究成果の概要 |
肝移植後に生じる慢性拒絶やオキサリプラチンなどの抗癌剤による肝障害、造血幹細胞移植後の重篤な肝障害は類洞閉塞症候群 (SOS)と呼ばれる原因不明の病態であるが、これらは脾腫などの門脈圧亢進症状を呈しながら中心静脈域(zone 3)を中心として慢性に進行 するという共通の特徴を有している。今回の研究ではSOSの原因としてzone 3を中心としたDisse腔内での血管外血小板凝集が大きな役割を担うと仮説を立て、ラットSOSモデルを用いて肝の免疫組織学的検討および電子顕微鏡によりzone 3における血小板のDisse腔内での凝集を確認し、抗血小板薬によりSOS発症が抑制できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血小板は核を持たないため、通常のHE染色では組織内での存在を確認することができず、その重要性は認識されながらもこれまで研究が進展してこなかった。血小板からは様々な成長因子が分泌されることが知られており、血小板が原因であると仮定するとSOS以外にも敗血症時の肝障害や癌の転移など様々な病態を説明することができることから、今後の研究の発展が期待される。
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