研究課題/領域番号 |
15K10228
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
内藤 祐次 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (60328466)
|
研究分担者 |
磯 達也 群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究員 (10400756)
黒部 裕嗣 徳島大学, 病院, 特任講師 (30380083)
粕谷 健一 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (60301751)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 再生血管 / 組織工学 / microRNA / 再生血管リモデリング異常 / miRNA / 網羅的解析 |
研究成果の概要 |
再生血管を用いた先天性心疾患に対する治療法は,既存のバイオマテリアルで経験される問題を回避できる理想的な治療法である.本研究では再生血管のリモデリングを制御調節している分子生物学的因子を同定し,再生血管の品質向上を目的とした.再生血管の組織工学的手法をin vivo, in vitroから観察できる圧力印加による方法へ変更し,再生血管リモデリングを解析した.生分解性ポリマーを使用した組織工学的手法は,in vivoでのリモデリングを必要とするが,圧力印加を使用した組織工学的手法は,in vitroにて組織形成のカスタマイズが可能であり,リモデリング異常はきたしにくい可能性が示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において再生医療の基幹をなす組織工学の手法について考察した.組織工学では細胞,人工的な細胞外基質(生分解性ポリマーなど),および増殖因子,サイトカイン等の環境因子が協調しながら組織形成が進むが,その方法論は多彩である.圧力印加による組織工学は,移植前に完成度の高い組織形成を行える可能性があり,血管だけではなく,あらゆる臓器に対応できる組織工学的手法として発展する潜在性が示された.
|