研究課題/領域番号 |
15K10239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
六鹿 雅登 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80447820)
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研究分担者 |
碓氷 章彦 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30283443)
成田 裕司 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (60378221)
緒方 藍歌 名古屋大学, 医学系研究科, 特任助教 (70718311)
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研究協力者 |
荏原 光宏
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 生体適合性形状記憶ポリマー / 慢性大動脈解離 / entry閉鎖 |
研究成果の概要 |
今回の研究目的は、慢性期Stanford B型解離においてentry閉鎖可能な生体適合性形状記憶ポリマーを開発して、実験的モデルを作成し、臨床応用に結びつけるものである。平成30年度は、昨年までと同様に作成したポリ(e-カプロラクトン)(PCL)誘導体を使用し、in-vitro、in-vivoの実験系の確立にあて、開発した担体の有用性を検討する予定であったが、理想とする生体適合性形状記憶ポリマーの開発に難渋し、完成にはいたらなかった。そのため、予定していた、大動物の大動脈モデルを設置し、in-vitroの実験系の作成や、大動物でのin-vivoの実験に到達することがかなわないまま終了した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性大動脈解離は、胸部下行大動脈以下にできるentryが残存し、偽腔の瘤化、拡大、破裂の経過をたどり、生命を脅かす病態である。本研究の学術的意義は、カテーテル治療もしくは、手術時に血管内膜を損傷することなく、低侵襲でentryを閉鎖することである。 血液温度で、形状が変化する生体適合性形状記憶ポリマーを開発し、entryにこのポリマーを通過させ、形状が血液温度で変化し、ポリマーが内外で形状が変化し、圧着し閉鎖させるものである。
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