研究課題/領域番号 |
15K10378
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 公益財団法人田附興風会 |
研究代表者 |
西田 南海子 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第7研究部, 主任研究員 (80450237)
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研究分担者 |
永田 奈々恵 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (80390805)
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研究協力者 |
戸田 弘紀
岡田 務
植村 健吾
下地 啓五
徳田 隆彦
村山 繁雄
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 特発性正常圧水頭症 / 白質障害 / 髄液循環不全 / 脳の恒常性 / L-PGDS / tau / 拡散テンソル画像 / 正常圧水頭症 / 皮質の病理 / 白質の病理 / Tau / テンソル画像 / 脳室拡大 / 疾患による差異 / 神経変性マーカー / 共局在 / 変性疾患 / 拡散異方性 / 寡動 / 髄液マーカー / 髄液不均等分布 / 神経変性 |
研究成果の概要 |
特発性正常圧水頭症における高位円蓋部狭小化と関連が深い二つの髄液マーカー、tauとL-PGDSに着目し、その相互作用、共局在を確認した。また、水頭症の臨床症状を引き起こす白質障害を評価する手法としてMRI拡散テンソル画像を用い、fractional anisotropy(FA)、mean diffusivity(MD)、axial diffusivity(AD)、radial diffusivity (RD)の各マップと相関する特徴量及び脳局在をTract-Based Spatial Statisticsを用いて算出した所、L-PGDSと相関する部位が半球間裂に沿って分布する事を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴う脳の髄液循環不全から恒常性の破綻に至る病態の表現型の一つとして特発性正常圧水頭症は重要な疾患である。本疾患を特徴づける形態である高位円蓋部狭小化とL-PGDSの分布の相関は、本物質の脳機能恒常性維持における重要な役割を裏付けると共に、病理学的特徴に乏しく捉え所の難しい本疾患の一面を可視化する手段と考えられる。
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