研究課題/領域番号 |
15K10383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
津田 英一 弘前大学, 医学研究科, 教授 (00361014)
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研究分担者 |
石橋 恭之 弘前大学, 医学研究科, 教授 (80292142)
奈良岡 琢哉 弘前大学, 医学研究科, 助教 (90466508)
木村 由佳 弘前大学, 医学研究科, 助教 (40455746)
塚本 利昭 弘前大学, 医学部附属病院, 療法士長 (10374852)
牧野 美里 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (80565507)
藤田 有紀 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (00759300)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 膝蓋骨不安定症 / 筋活動 / 関節キネマティクス / 三次元動作解析 / 下肢筋活動 / 内側膝蓋大腿靱帯再建術 / 膝周囲筋活動 |
研究成果の概要 |
内側膝蓋大腿靱帯再建術が行われた膝蓋骨不安定症患者18名を対象とした。術前および術後1年時に、90°および180°方向転換動作における表面筋電図検査および三次元動作解析を行い下肢筋活動および関節キネマティクスを評価した。全例で自覚症状、理学所見、X線評価、膝関節機能スコアーおよび患者立脚型評価は術前と比較して術後1年で改善していた。三次元動作解析ではターン時の膝関節屈曲角度が増大する傾向、下肢筋活動評価では内側広筋の筋活動が増大する傾向が見られたが、いずれも対象全体として一定の傾向はみられず統計学的に有意な変化を示した項目は無かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膝蓋骨不安定症は膝蓋骨が大腿骨滑車に対して相対的に外側偏位することで臨床症状を呈する疾患である。これまでその治療効果は徒手検査やX線検査などの限られた方法でしか評価されておらず、特に自覚症状を呈する動的場面での科学的な評価法は未確立のままである。本研究では電気生理学的手法および生体力学的手法を用いて、膝蓋骨不安定症への治療効果を明らかにしようと試みたが期待していた成果は得られなかった。この原因として、膝蓋骨不安定症の発症には複数の発生因子が関与し、それらの関与の度合いが個々の症例により大きく異なることが考えられた。研究対象数を増やし主たる発生因子にもとづきタイプ別に解析を行うことが必要である。
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