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骨形成を制御する新規分泌調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K10483
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関大分県立看護科学大学

研究代表者

濱中 良志  大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (60274750)

研究分担者 吉岡 秀克  大分大学, 医学部, 客員教授 (00222430)
花田 俊勝  大分大学, 医学部, 教授 (10363350)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードβセクレターゼ / 発育遅延 / 成長ホルモン / セクレターゼ / 下垂体 / 発育不全 / 骨の成長
研究成果の概要

骨芽細胞レベルで、βセクレターゼが関骨形成を制御していることが、生体内においてもβセクレターゼが骨形成に関与している可能性を検証することが今回の主な研究目的である。βセクレターゼの遺伝子欠損マウス群を野生型のマウス群の生後のマウスの成長過程と比較したところ、遺伝子欠損マウス群が、野生型マウス群よりも有意に成長が遅延していることが観察された。成長過程の遅延は、下垂体での成長ホルモン放出ホルモン受容体の発現低下により、2次的に成長ホルモンの分泌が減少するためであることが判明した。βセクレターゼは、下垂体における成長ホルモン放出ホルモン受容体発現の制御に関与していることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

βセクレターゼは、βアミロイドの形成・沈着に関わり、アルツハイマー型認知症の原因遺伝子として認知されてきた。今回の研究で、マウスの下垂体という内分泌の臓器において、成長ホルモン放出ホルモン受容体の発現にも関与しており、βセクレターゼが欠損すると、マウスの発育不全を引き起こすことが判明した。このことは、βセクレターゼの新たな作用機序の可能性が示唆されるのみならず、βセクレターゼを標的として、アルツハイマー型認知症の治療薬を開発する際に、事前に副作用の可能性を示唆し、より安全な治療薬の開発に貢献する。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] βーセクレターゼ欠損マウスにおける胎児発育不全と細胞外マトリックスの発現解析2018

    • 著者名/発表者名
      西田欣広、矢野博之、太田三紀、北村和裕、楢原久司、花田俊勝、濱中 良志
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] beta-secretase deficiency in mice is associated with restriction of fetal growth via GHRH receptor2017

    • 著者名/発表者名
      Yoshihiro Nishida, Miki Ohta, Hirokazu Kitamura, Hisashi Narahara, Toshikatsu Hanada, Ryoji Hamanaka
    • 学会等名
      生命科学系学会合同年次大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] マウスにおいてβ-セクレターゼは胎児発育と関連している2016

    • 著者名/発表者名
      西田欣広、太田三紀、北村裕和、楢原久司、花田俊勝、濱中 良志
    • 学会等名
      第39回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2016-12-01
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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