研究課題/領域番号 |
15K10565
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
早崎 華 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 准教授 (90257866)
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研究分担者 |
神原 清人 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40298758)
福田 敦夫 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50254272)
相馬 義郎 国際医療福祉大学, 薬学部, 教授 (60268183)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | グルタミン酸 / GABA / 知覚神経節 / satellite cell / 三叉神経節 / グリア細胞 / AMPA / NMDAR / 三叉神経節(TG) / サテライト細胞(SC) / サテライト細胞 / VGLUT |
研究成果の概要 |
近年ではグリア細胞が有意にニューロン・シグナル伝達に関与することが広く認められている。三叉神経節は末梢神経で、シナプスが無いため神経伝達制御が無いと考えられていたが神経節内にある神経細胞体、グリア細胞(サテライト細胞)間で抑制性の神経神経伝達物質であるGABAと興奮性の神経伝達物質であるグルタミン酸でとのクロストークによる神経伝達制御が存在する事が明らかとなった。三叉神経は頭部が顔面の痛みを受容する神経細胞であり、末梢部位での痛みの制御の可能性は痛発生や軽減の糸口になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グリア細胞は痛覚情報伝達効率を高め、末梢では神経修復に関与すると考えられている。しかしグリア細胞は場合によっては過剰な反応や慢性的な過敏状態を引き起こし,疼痛の発症や鎮痛剤効力低下の原因にもなりうる。これらのことからニューロングリア間制御機構の解明は疼痛治療において重要である。しかし多くの不明な点が残されており、今後の研究の進展が必要である。我々の研究は末梢の知覚神経節におけるsatellite cellと神経細胞体間における抑制性神経伝達物質であるGABAと興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸による神経伝達制御が痛覚治療に関連する可能性を見出した。
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