研究課題/領域番号 |
15K10578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
松岡 陽 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (90401380)
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研究分担者 |
藤井 靖久 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (70282754)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 前立腺癌 / MRI / 生検 / focal therapy |
研究成果の概要 |
前立腺癌focal therapyの対象病変に対するMRI標的生検の検出能、前立腺外浸潤の有無に対するMRIの診断能を明らかにした。現行のMRI読影報告システムを用いた病期診断は本治療の適応評価に有用であることが示唆された。ファントムを使用したMRI/超音波融合画像ガイドと経直腸超音波ガイドの標的生検の比較解析では、融合画像ガイド下生検の穿刺精度が良好であることを明らかにした。また、病巣単位型focal therapyの治療域設定では、MRI陽性域外の癌検出生検コアの分布解析から、MRI陽性域周囲に一定の治療域を加えることの必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢社会において前立腺癌の過剰治療削減は課題の一つである。近年の診断技術の進歩により、前立腺癌の低侵襲治療の開発が期待されている。病巣を選択的に治療するfocal therapyでは制癌効果と臓器/機能温存の両立を図るが、治療域縮小に伴う過少治療リスクに対して正確な病巣局在評価と治療域設定が必要である。本研究では、MRIおよび融合画像ガイド下生検の診断精度を明らかとし、その診断能に基づくfocal therapy治療域設定について解析を行った。focal therapyの治療計画基準を定めることで本治療の普及に貢献することが期待される。
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