研究課題/領域番号 |
15K10601
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
井口 和弘 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (10295545)
|
研究分担者 |
松永 俊之 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (80306274)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 前立腺癌 / 治療抵抗性 / アルデヒド還元酵素 / AKR1C3 / 22Rv1細胞 / フルタミド / ビカルタミド / エンザルタミド / LNCaP細胞 / PC-3細胞 |
研究成果の概要 |
前立腺癌の薬物療法に対する治療抵抗性を獲得する機序を明らかにすることを目的とした。本研究では、酸化ストレスに関係する因子に着目して抵抗性獲得機序の解明を試み、アルデヒド解毒酵素(aldo-keto reductase (AKR)1C3)が関与していることを見出した。すなわち、AKR1C3が前立腺癌細胞(LNCaP細胞、22Rv1細胞)の抗アンドロゲン剤抵抗性の獲得に伴い発現上昇し、その発現量が抗アンドロゲン剤の効果に関与することを示した。またAKR1C3阻害剤が、前立腺癌細胞の抗アンドロゲン剤に対する抵抗性を克服することを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各種前立腺癌細胞株を用いた薬剤抵抗性獲得モデルにおいて、酸化ストレス防御因子であるアルデヒド還元酵素の一つが関与していることを突き止めた。本研究成果は、治療抵抗性を獲得した前立腺癌に対してアルデヒド還元酵素が標的となり得ることを示しており、新たな治療戦略として期待できると考える。
|