研究課題/領域番号 |
15K10893
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
|
研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
瓶井 資弘 愛知医科大学, 医学部, 教授 (40281125)
|
研究分担者 |
植村 明嘉 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (30373278)
西田 健太郎 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70624229)
福嶋 葉子 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70647031)
坂口 裕和 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (80379172)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 網膜 / 網膜虚血性疾患 / 網膜再灌流 / 神経保護 / 活性型プロテインC(APC) / 網膜アストロサイト / 血管内皮細胞 / 血行再建 / APC(活性化プロテインC) / 網膜血管周皮細胞 / 虚血性疾患 / APC(活性型プロテインC) / 活性化プロテインC / 網膜血管内皮細胞 / 網膜神経節細胞 / 網膜神経保護 |
研究成果の概要 |
活性型プロテインC(APC)による網膜血管再生効果をみるため、P12の酸素誘発網膜症(OIR)モデルマウスの眼内にAPCを投与し、非投与群と網膜虚血領域の面積をP17の時点で測定した結果、APC投与群の網膜虚血領域が非投与群よりも狭くなっており、OIRマウスにおいてAPCによる網膜虚血改善効果が確認できた。また、APCが網膜血管を構成するどの細胞の効果を及ぼしているか検討したところ、網膜アストロサイトが高酸素投与後P12の時点から網膜虚血領域においてその細胞密度が減少するが、APC投与群において虚血領域の網膜アストロサイトが残存していることから、APCの網膜アストロサイト保護作用が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
活性型プロテインC(APC)の網膜血管再生効果をみるため、酸素誘発網膜症(OIR)モデルマウスの眼内にAPCを投与し、網膜虚血領域の面積を測定した結果、APCによる網膜虚血改善効果が確認できた。また、APCが網膜血管を構成するどの細胞に効果を及ぼしているか検討し、高酸素投与後から網膜虚血領域において網膜アストロサイトの細胞密度が減少するが、APC投与群において虚血領域の網膜アストロサイトが残存していることから、APCの網膜アストロサイト保護作用が示唆された。これらの結果と今後さらにAPCの作用機序が解明されれば、新たな虚血性網膜疾患治療薬としてのAPCの可能性が高まると考えられる。
|