研究課題/領域番号 |
15K10976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
高橋 完 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (80346014)
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研究協力者 |
北川 裕利
江口 豊
森川 茂廣
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 敗血症 / 麻酔薬 / 脳保護 |
研究成果の概要 |
敗血症性脳症は敗血症によって生じるびまん性脳障害であるが,未だ特異的な血液マーカーや有効な治療法が存在しない。本研究では敗血症性脳症の病態機構の解明と麻酔薬による治療応用について明らかにするため,1.敗血症性モデルラットの構築,2.麻酔薬による血中サイトカイン抑制効果について検討を試みた。その結果,吸入麻酔薬セボフルランは静脈麻酔薬ペントバルビタールと比較して,血中サイトカンを制御して敗血症の全身炎症反応を改善する可能性を示したが,そのメカニズム等については今後更なる検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症性脳症は敗血症によって生じる2次的なびまん性脳障害であるが,その病態や発症の機序について詳細は不明であり,特異的な治療法も確立されていない。本研究では,ラットの敗血症モデルを作成し,麻酔薬によって敗血症ならびに敗血症性脳症の病態が改善するかを評価することを目的するものである。本研究の結果,ラット敗血症モデルにおいて,吸入麻酔薬セビフルランは静脈麻酔薬ペントバルビタールと比較して,血中サイトカイン濃度を抑制する可能性が示唆された。その機序等については今後さらなる検討が必要であるが,本研究によって麻酔薬による敗血症性脳症の治療応用へと展開していけば社会的にも大いに有意義であると考えられた。
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