研究課題
基盤研究(C)
本研究は三叉神経支配領域の炎症時に生じる痛覚過敏に三叉神経節内CCL2/CCL2受容体シグナル伝達系の果たす病態生理的役割をin-vitroおよびin-vivoの両面より、行動学・免疫組織化学・電気生理学的手法を用いて系統的に解析した。その結果、組織炎症時に生じる炎症性痛覚過敏に三叉神経節内小型三叉神経節ニューロンにおけるCCL2/CCL2受容体シグナル伝達系のup-regulationが重要な役割を演ずる可能性が示唆された。したがって, CCL2/CCL2受容体シグナル伝達系が三叉神経系支配領域の炎症性疼痛治療のための新たな分子標的として有効である可能性が示唆された。
すべて 2018
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Neuroscience Research
巻: 128 ページ: 25-32