研究課題/領域番号 |
15K11132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
平山 聡司 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70189869)
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研究分担者 |
岩井 啓寿 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (10453888)
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研究協力者 |
菅原 明喜
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | リン酸カルシウムセメント / 四リン酸カルシウム / 二リン酸カルシウム / 象牙質封鎖性 / 再石灰化 / 象牙質細管封鎖性 / レジンコーティング / 象牙細管封鎖能 / 象牙質接着 / 石灰化誘導能 / アクリル系レジン / 象牙質封鎖能 / 象牙質コーティング / 再石灰化溶液 / 象牙質知覚過敏症 |
研究成果の概要 |
近年、エナメル質の喪失に伴う象牙質の露出と象牙細管の開口によって象牙質知覚過敏症を発症する頻度が高い。このような象牙質の損耗から歯髄を守るためにリン酸カルシウムの中でも四リン酸カルシウムと二リン酸カルシウム混和物の象牙質知覚過敏用材としての可能性について検討し、更に新規に開発された四リン酸カルシウムとα-三リン酸カルシウムから成る均一二相性リン酸カルシウムセメントによっても象牙細管を封鎖し得ることが明らかとなった。 また、これらのリン酸カルシウムをレジン系充填材に混入することにより、歯質接着性と脱灰歯質の再石灰化能を併せ持つ新しいバイオアクティブなレジン系充填材料開発の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来から象牙質知覚過敏用材として報告されてきた四リン酸カルシウムと二リン酸カルシウム混和物に加え、四リン酸カルシウムとα-三リン酸カルシウムから成る均一二相性リン酸カルシウムセメントによって象牙細管を封鎖し得ることが明らかとなった。 これらのリン酸カルシウムセメントをより効果的に臨床応用することで象牙質コート材としてだけではなく、レジン系充填材に60wt%程度混入することにより、歯質接着性を維持しながら脱灰歯質の再石灰化能を併せ持つバイオアクティブな充填材料として開発できる可能性が示唆された。
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