研究課題/領域番号 |
15K11192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 直毅 東北大学, 加齢医学研究所, 非常勤講師 (50625043)
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研究分担者 |
小笠原 康悦 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (30323603)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アレルギー / ヒスタミン |
研究成果の概要 |
金属アレルギーはT細胞が主体のアレルギーと考えられているが、その病態については不明な点が多い。これまで、我々は、金属アレルギー動物モデルを開発し研究を進めてきた。本研究では、この金属アレルギー動物モデルを用いて、金属アレルギーの新たな診断・予防法の開発基盤の確立を目的としている。 パラジウムアレルギーにおいて、ヒスタミンの関与が明らかになり、抗ヒスタミン薬が効果があることが判明した。この成果は、ヒスタミンが診断・治療法を開発するうえでの標的分子の候補の一つとなり得ると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属アレルギーは、その病態がよくわかっておらず、また、パッチテストなど診断法が限られていること、また治療法もステロイドなどの対照療法であることから、新たな診断・予防・治療法の開発が求められてきた。本研究により、パラジウムアレルギーにおいて、ヒスタミンの関与が明らかになり、抗ヒスタミン薬が効果があることが判明した。本研究の学術的意義は、金属アレルギーには抗ヒスタミン薬が治療薬として使える可能性を示したこと、ヒスタミンが診断・治療法を開発するうえでの標的分子の候補の一つとなり得ることを示した点である。
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