研究課題/領域番号 |
15K11218
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
野上 朋幸 長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (00380858)
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研究分担者 |
鮎瀬 卓郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (20222705)
喜安 千弥 長崎大学, 工学研究科, 教授 (20234388)
田上 直美 長崎大学, 病院(歯学系), 准教授 (70231660)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 無影灯 / 歯科治療 / 視線追尾 / 支台歯形成 / 視線解析 / LEDヘッドライト |
研究成果の概要 |
歯科治療を安全に行うには、口腔内に十分な光照射が必要である。歯科治療は歯科医師と診療補助者との連携が重要で、これまで光照射のための無影灯の操作は主に診療補助者が行ってきた。本研究では、無影灯の位置調整を自動化するために、治療する歯の部位と無影灯の位置のパターン化について検証した。また、術者の視線情報と無影灯の照射を同期させることの有用性について検討した。近年歯科での利用が増加しているLEDヘッドライトについては、光源としての機能について無影灯と比較検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化の進行に伴い、歯科医院に通院できない高齢者が増加している。8020運動の成果もあり、80歳で20本の歯を有する人口は平成28年には5割を越えたが、残存歯のう蝕、歯周炎や義歯に対する歯科治療の需要は以前よりも高い。そのため近年、入所、入院施設で生活する高齢者に対し、往診で歯科治療を行う機会が増加している。往診先には歯科治療を行うための設備が十分に準備されていないことが多く、往診のために歯科医師が持参する器具では、歯科医院と同様の歯科治療が困難な場合もある。本研究は往診先でも安全な歯科治療を行うために、口腔内を十分に光照射する方法を導く一助となりうる。
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