研究課題/領域番号 |
15K11357
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
江尻 貞一 朝日大学, 歯学部, 教授 (40160361)
|
研究分担者 |
渡邉 竜太 朝日大学, 歯学部, 助教 (00586927)
北井 則行 朝日大学, 歯学部, 教授 (20271025)
佐藤 和彦 朝日大学, 歯学部, 准教授 (20340078)
田中 みか子 明倫短期大学, 歯科技工士学科, 教授 (20361909)
池亀 美華 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (70282986)
矢野 航 朝日大学, 歯学部, 講師 (80600113)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | メカニカルストレス / 歯槽骨 / 骨細胞 / screrostin / SOST mRNA / 矯正力 / sclerostin / ラット / 歯槽骨改造現象 / 有限要素解析 |
研究成果の概要 |
メカニカルストレスによる歯槽骨改造現象において骨細胞・骨芽細胞が行う力学情報の伝達現象を時空間的に分子細胞学的に解明する事を試みた。その結果、骨細胞は閾値を越えたvon Mises応力を感知することでsclerostinの産生を抑制することが示された。骨細胞は,メカニカルストレス負荷後6時間でsclerostin産生を停止しする一方、メカニカルストレス除去後6時間で骨細胞のsclerostin産生分泌は回復した。また、メカニカルストレスは骨芽細胞の分化を急速に促進し、その過程でOPNとOCNの遺伝子は、正常状態とは異なる発現順を示すことが明らかになった
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、生体内で骨細胞がどのような方向や強度のメカニカルストレスに対しどのように反応して骨組織を維持・改変しているのかを探る世界的に見ても初の研究である。生体内におけるメカニカルストレスの変化によって誘導される制御因子の組織・細胞内動態が解明されることで、骨代謝疾患治療において最も重要な骨改造現象の理解に多大な発展が見込める。本研究は、メカニカルストレスに対して骨細胞が行う骨改造現象制御にどのような力学的条件が最適であるか、その一端を解明することが可能であり、歯科領域においては歯科矯正治療や歯槽骨再生療法における、生体力学的、分子細胞学的基盤を確立するために必要不可欠な研究である
|