研究課題/領域番号 |
15K11380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 (2018) 東京医科歯科大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
小牧 基浩 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (30401368)
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研究分担者 |
岩崎 剣吾 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (40401351)
森田 育男 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60100129)
和泉 雄一 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (60159803)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 体性幹細胞 / エクソソーム / microRNA / 幹細胞 / exosome / mesenchymal stem cell / angiogenesis / Placenta / 間葉系幹細胞 / 細胞分化 / 血管新生 / micro RNA / 培養上清 |
研究成果の概要 |
からだを構成するすべての細胞は、エクソソームと呼ばれる膜小胞を分泌して細胞間で情報交換を行うことが明らかになった。これまでがん診断の新たなツールとしてエクソソーム研究が行われてきた。我々は、間葉系幹細胞がエクソソームを分泌し、他の細胞に取り込まれることで、幹細胞の特徴である多分化能や血管新生作用発現に関与することを明らかにし、エクソソームの治療応用への可能性を示した。また、エクソソームのこの作用の一部はエクソソームに内包されるmicroRNAによる可能性が示された。本研究の継続により歯周組織再生における幹細胞エクソソームの役割の解明とエクソソームを応用した歯周再生療法の確立を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞治療は、現在、学術的にも社会的にも注目され大きな期待が寄せられている。一方で、安全性など実用化における科学的課題が残る。最近、細胞どうしがエクソソームを介して情報交換していることが明らかになった。本研究では、体性幹細胞が分泌するエクソソームの機能について検討し、体性幹細胞がエクソソームを分泌すること、分泌したエクソソームは他の細胞に取り込まれ機能することを明らかにした。この機能の一部にmRNA発現調節に関与するmicroRNAが関与する可能性を示した。歯周組織再生におけるエクソソームの役割を解明し、エクソソームにより生体の細胞を制御して再生を促す再生誘導法技術の確立を目指す。
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