研究課題/領域番号 |
15K11405
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
大城 希美子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (50610979)
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研究分担者 |
岡部 幸司 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (80224046)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 破骨細胞 / 脂質異常症 / 歯周炎 / 歯周病 / Toll like receptor |
研究成果の概要 |
Lox-1は、脂質異常症の原因であるoxLDLの受容体である。慢性歯周炎の主要な病原体であるP g菌の受容体であるTLR2および4は、破骨細胞上のoxLDLの影響を受け、脂質異常症における歯周炎の歯槽骨吸収が増加する可能性が考えられた。 本研究は、TLRに関連する破骨細胞形成に対するLox-1の効果を解明することを目的とした。その結果、破骨細胞誘導細胞において、TLR2誘導性Lox-1のアップレギュレーションによってoxLDLの共存下で破骨細胞形成が促進された。これにより、脂質異常症の進行とともに歯周炎が悪化する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ともに生活習慣病である脂質異常症と歯周病との相互作用を明らかにするため、骨吸収を担う破骨細胞に着目した。 検討の結果、脂質異常症の原因であるoxLDLが存在すると、破骨細胞の形成が促進された。これにより、脂質異常症と歯周炎を併発すると、歯周炎が増悪する可能性が示唆された。 生活習慣病である歯周病と脂質異常症との相互作用の検討を行うことは、骨疾患だけでなく代謝疾患の病因・病態の解明にも繋がり、ひいては口腔から考える全身的な健康へと、国民の口腔領域への関心の向上にも寄与し、「健康社会の実現」へ貢献できると考えた。
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