研究課題/領域番号 |
15K11545
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
西沢 義子 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (60113825)
|
研究協力者 |
野戸 結花
北宮 千秋
會津 桂子
細川 洋一郎
工藤 幸清
吉野 浩教
高瀬 園子
土屋 涼子
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 放射線 / 防護服 / 色 / GMサーベイメータ / イラスト / イメージ / GMサーベイメータ / 放射線防護服 |
研究成果の概要 |
放射線防護服の色に着目し、ホワイト、アイボリー、サーモンピンク、ライトグリーンの4色について検討した。ホワイトは抑鬱・動揺と圧迫・緊張が高いが、充実のイメージがあった。安らぎはアイボリー、サーモンピンクで高かった。被ばく医療チーム編成の際には医師はホワイト、診療放射線技師はライトグリーン、看護師はサーモンピンクが望ましかった。 測定部にイラストを装着した改良型サーベイメータは大人や子どもの場合でもポジティブなイメージが高まり、ネガティブなイメージは和らぐことが明らかとなった。遮蔽率5~12%を考慮した使用が望まれる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原子力災害発生時等において放射線防護の立場から着用する防護服等に対して一般住民が抱く緊張や不安感を軽減させるために、防護服の色やGMサーベイメータの測定部にイラストを装着するという新たな視点から改良型を提案しその効果を検証した研究である。放射線防護服に関してはアイボリーやサーモンピンクなど不安・緊張感をあまり与えない色を用いることが効果的であり、GMサーベイメータもイラストを装着することで緊張・不安感が軽減できる可能性が示唆された。被ばく医療チームにおいては各役割が瞬時に分かるなど、チーム医療の場でも活用が可能である。実用までには普及させることが必要であり、今後も更なる研究が望まれる。
|